摘発されないために排除すべき10項目

摘発関連

基本的な考え方は至ってシンプルです。

癒しであればOKですので、それ以外を排除しましょう。

癒しに関係のないものはNG!特に性的欲求を満たすものは排除します。

一挙動毎に「これは癒しで必要?」と考えれば答えは自ずと出ると思います。

具体的には

①密着などの排除

メンズエステの代表的なサービスの一つですが、やはり癒しではなく性的な欲求を満たすものでしょう。

トリートメントの過程でどうしても触れてしまうなど、故意でなければ問題ないと考えます。

私が高校生の頃にこんなことがあったのを思い出しました。
吉祥寺のハットハウスに巨乳の美容師さんが入店し、研修期間中なのか洗髪担当だったのですが、結構な回数で顔におっぱいスタンプ状態にってました。
知人とお店で会うことはありませんでしたが、私の友人のほとんどがパーマになっていた(笑)と言う笑い話です。

今でも覚えてるぐらいなので、インパクト大だったんでしょうね。

話がそれましたが、ニュアンスは伝わりましたかね?

「得意技:密着」や「たくさん密着します」などの密着の記載はNGと言うことです。

故意の密着は客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務に該当します。

あと施術技術などには疎いのですが、例えばマーメードなどはどうでしょうか?

手ではなく、脚でする必要ってあるのですかね?

脚の方が癒し効果が高い、有用性が説明できるのであれば、OKですが脚で行う必要性はないと思われます・・・

鼠蹊部への施術も類似の理由でNGとされるでしょう。

②オプション(パウダーやホイップetc)の排除

オプション自体がNGではありません。

ホットオイル・ストーン、アロマキャンドルなどはOKです。

パウダーやホイップは癒し効果があるかというと?です。

今流行りの極液も粘土が強くローションと認識される可能性がある為、積極アプローチは避けた方が良いでしょう。

おなじくリラクセーションの観点で、オイルより有用性が説明出来ればOKですが、、、

極液は記載するどうこうでなく、使用していること自体が問題になり得ます。

③セクシー衣装の排除

施術着はオイルが付くので必然的に露出が多くなるのは理解できます。

しかし下着が透けて見えるベビードール、ましてやマイクロビキニは明らかに癒しとは関係ありません。

ミニスカートである必要もありません。
ショートパンツはOKとの事例もあります。

あるオーナーさんから「その衣装で外に出れるかどうか」で判断していると聞きました。

まあ確かにそうですが、人により感覚(羞恥心)は異なりますし、セーラー服は外には出れますがアウトです。

癒しの観点ではないので、性的好奇心に応じていると見なされる可能性が高いです。

オプションでの衣装チェンジ(コスチェン)をしている場合は、故意に性的好奇心を煽り対価をえていることから、よりNG度(目をつけられる)が増します。

ベビードールでの施術行為がトリガーとなって摘発されたたケースもあります。

④横スカやTバックの紙パンツ排除

2022年8月27追加(Honeyの摘発により)

横スカやTバックなど、鼠蹊部や四つん這いなどの施術が前提となり使用されていた紙パンツはNGです。

ボクサータイプの紙パンツになるでしょうね。

ボクサーパンツを破くのもNGです。意図的に鼠蹊部などを施術すると見なされます。

8月23日の摘発の背景で、違法性の線引きが明確になってきた気がします。

摘発基準が変わる!北海道メンズエステ店Honey(ハニー)摘発
今回は見せしめ摘発 先日北海道札幌のメンズエステ店Honey(ハニー)が摘発されました。 この店のオーナーはTwitterでも有名で、全国のセラピストに向け熱心なアドバイスを配信し、先日も東京にてセミナーを開催する数多くのセラピスト

⑤鏡の排除

これも癒しに必要なアイテムとは言いにくいです。

トリートメント時に、死角になっているお客様の身体を確認するため、などと言えるかもしれませんが、取り調べでその説明が通用するかは?です。

疑わしきものは、しばらくの間排除しておいた方が良いでしょう。

⑥伏字や略称(隠語)で書かれいているもの(行為)の排除

体験談や掲示板などで良く使われるものですね。

SKB(鼠蹊部)、4TB(四つん這い)、CKB(乳首)、NB(ノーブラ)、BD(ベビードール)、MB(マイクロビキニ)

などNGになる可能性が高いものばかりです。

そもそも後ろめたさもあり略されたりしているものなので、使用(記載)は控えましょう。

⑦TwittetやWebでの過激画像配信排除

ホームページで過激な画像は少ないと思いますが、Twitterは治外法権になていますw

セラピストさんたちをしっかり教育し、目をつけられないようにしましょう。

こんなに騒がれているのに、いまだにそういったTweetをしているセラピストさんが沢山いますね。

この辺りをしっかり管理・教育するのは店の責任です。

「セラピストが勝手にやったこと」なんて言う店は、もう、ほんとに、直ぐに店を畳んでください。

⑧施術動画の排除

動画がトリガーになって、摘発された事案が出てきました。

ススキノの一角、禁止地域で性的サービスのエステ店経営の男は「普通のマッサージ」と否認も、店長の女は容疑認める

4月9日から11日にかけ、札幌市中央区の風俗店の営業が禁止されている地域で、男性客に性的サービスを行うメンズエステ店を営業していた疑いで、経営者の男ら2人が逮捕されました。風営法違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区南4条東2丁目のメンズエステ店「ダンディ」の経営者の男(28)と店長の女(28)です。風俗店の営業が禁止されている地域にも関わらず、4月9日から11日の間、男性客に性的サービスを提供した疑いが持たれています。警察がサイバーパトロールで、店のホームページに施術中の様子を撮影した動画があるのを見つけ、事件が発覚しました。警察の調べに対し、経営者の男は「普通のマッサージをする店で、ヘルス店ではない」と容疑を否認していますが、店長の女は「店では性的サービスをしていた」と容疑を認めているということです。

出典:北海道放送 2022/06/09

問題の動画はこちらです。

摘発動画

と思ったら、やはり削除されましたね。

・・・当然削除されると思い、キャプチャしてました。

著作の絡みと、元が5分以上と長かったので、モザイクを入れダイジェストにしました。

どうですか?

「よくある施術動画じゃん?」

と思った方、貴方、、、それだけ厳しくなって来ているんです。

この動画が一般的にドギツイ客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務なのです。

先ほども言いましたが、この動画の施術内容がどうこうではなく、この動画を抵抗なく公開してしまう意識が問題なのです。

以前から私の顧客には施術風景は載せないよう注意していたのですが、やはり出てきましたね。

動画は迷惑Yutuberへずまりゅう氏の様に、違法行為を動画自体で立件できてしまいます。

Youtube動画の場合は、問題になる動画は間違いなく年齢制限に指定されますので排しやすいですが、週刊エステやエステパラダイスなどが作成した施術動画も同じように対象になってきます。

8月27日追記:週刊エステは対応早く、腕など問題ない部分のトリートメント映像に切り替えてきていますが、エステパラダイスは相変わらず4TBや鼠蹊部などを弄る映像を配信しています。あの記事と動画で一発アウトな気がします。

いずれにしても施術の動画は避けたほうが無難です。

⑨体験談の排除

同じように体験談も排除したほうが良いでしょう。

動画よりは効力が弱いですが、内容はほとんどが性的欲求を満たすための内容です。

第三者が書いた内容なので、それ自体で立件できるものではありませんが、

その行為が事細かに書かれたものは、十分警察の実況見分調書の参考になり得ます。

体験談がトリガーとなり、目をつけられる可能性があると言うことです。

⑩セラピストとの契約未締結

2022年9月21日追記(静岡メンズエステ不起訴により)

私のお客様には、セラピストや内勤者への業務委託個別契約書と誓約書のテンプレートをお渡しして締結するよう促しています。

嫌がるセラピストもいると思いますので、無理にしてもらう必要はないと思っていたのですが、静岡の摘発話を聞いて、契約締結の必要性を痛感しました。

その理由は

摘発店で一人でも過激サービスをしているセラピストの在籍が判明するとOUT(有罪確定)と言うことです。

雇用契約でなく、業務委託であったとしても元請(店)は下請(セラピスト)の管理責任があります。

下請けが違法行為をしていれば、元請のオーナーもOUTと言うことです。

店を守ると言うこともありますが、契約締結には大きく2つの目的があります。

✅ 過激サービスセラピストの排除
✅ 健全サービスセラピストの意識向上

過激サービスセラピストは契約書、で禁止事項と損害賠償の記載がある誓約書にサインすると、ビビッて辞めていきます。(改心する人もまれにいるかも)

逆にちゃんとしたセラピストは過激セラピストの排除でもあることを含め、皆さんを守るためにもきっちりと説明し、理解してもらった上で締結しましょう。

その上で、行動指針を話し合い、だたしい接客の意識を持った貰うようにしましょう。

ちゃんと説明しないと辞めてしまうかもしれませんので、丁寧にお願いします。

締結自体が目的というより、正しい積極の周知徹底をするためのツールとして意味があるものです。

その他

注意すべきものを挙げましたが、細かいものはまだあるでしょうね。

ドS施術とかM男なども微妙です。癒しとは対極で性的嗜好に近いので。。。

以上。少なくとも捕まることはない基準で列記してみました。

ただこれは私の考えですので、保証できるものではありません。

本格的に検討されるなら、弁護士などに相談して方針を決めれば間違いないと思います。

日々の接客でよくあるものを基準に定義してみました。
でも一番大切なのは、この行動指針を実行してもらうことによりセラピストさんが正しいサービスへの意識やプライドが芽生えることです。
その想いを強く、継続してもらうようにフォローするのがお店の役目です。

 

 

 

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