摘発基準が変わる!北海道メンズエステ店Honey(ハニー)摘発

北海道札幌摘発店ハニー
摘発関連

今回は見せしめ摘発

先日北海道札幌のメンズエステ店Honey(ハニー)が摘発されました。

この店のオーナーはTwitterでも有名で、全国のセラピストに向け熱心なアドバイスを配信し、先日も東京にてセミナーを開催する数多くのセラピストを集めるなど、精力的に活動されてました。

セミナーに参加したセラピストさんに話を聞いたところ、賛否両論あるようですが、少なくとも、Tweet内容はごもっともと思える有益なものが多いです。

またそのTweetを誰が書いたかなどもさしたる問題ではなく、そのTweetにより何人ものセラピストさんが救われていると言う点で、私は評価します。

今回の摘発は、そんな業界的に影響力のある店の摘発、いわゆる見せしめとして一番効果的な事案だったのではないかと考えます。

また在籍のセラピストさんのツイート画像もセクシーではありますが、過激なジャンルに入るものではありませんでした。

いままでのメンズエステは「セクシーありだがエロはなし」とされて来ましたが

セクシーも無し、エロも無し」ということを明確にした事案でもあり、今後の動向に大きく影響を与えると思われます。

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HTB北海道ニュース

性的サービス提供する「メンズエステ」を禁止エリアで営業か 男女2人を逮捕

メンズエステ店で、性的なサービスを行っていた疑いです。

札幌市中央区の福田昂平容疑者(30)と内縁の妻・橋倉英李子容疑者(39)は、風俗店の営業が禁止されている場所で性的サービスを行うメンズエステ店を営業していた疑いが持たれています。

福田容疑者は「性的マッサージだと思っていない」、橋倉容疑者は「禁止エリアだと知らなかった」と、いずれも容疑を否認しています。

出典:Yahooニュース 2022年8月24日

ページはそのうち消されるので、今のうちに見といてください。

大切なのは押収品が映っている動画ニュースで、これは違法としての証拠品とも見てとれます。

今までの摘発では、コスプレ衣装や水着・下着、ローションなど、賑やかでしたが今回はいたってシンプル!

言い方を変えると「一般的な衣装や横スカ紙パンツもNG」と言うことが明確になった動画と見てとれます。

動画もそのうち消されると思うので記載しときますね。

押収品
・衣装は店サイトの写真にも使われていたトップスとミニスカート
・男性(客)用の紙パンツ横スカタイプ
・パソコン(PC内の違法行為確証データ)

これはガサが入った時に、横スカの紙Pがあったり、出勤セラピストが胸元が広く開いたトップスやミニスカを履いていた時点で検挙される可能性があると言うことです。

髪Pに関しては、鼠蹊部へのアプローチはリラクゼーションと認められないNG行為のため、そのトリートメントを前提として使用されている紙Pも、違法認識されると言うことでしょう。

ちなみにHoneyの店長さんは違法行為に対して以下のようなTweetをしていました。

違法化を防ぐためにはどうしたら良いですか?

原始的なことですが、お店の理念や方向性の共有とマメなコミュニケーションしかないと思ってます。

大前提、運営者が違法化せずに売れる方法を指導できる、その上で断固としてやらないと言う姿勢を伝え続ける。

お店の文化も積み重ねです💪

契約書等は対外的には意味ありますが、本質的にそれで止まるのであれば苦労しません。

こうして情報発信してるのも自分の考え方に近いセラピスト様に来て頂きたい為。

少しでも『君に任せるよ』みたいな姿勢を運営者が取ると、人数が増えると違法化します。

マメなコミュニケーションが一番大切

出典:@honey_tenchoさん 2022年6月30日Tweet

ちょっと抽象的ですが、お店の理念をしっかりとセラピストへ伝え、単に指示するだけでなくケアも重要!

正しい判断だと思います。

ただその理念(基準)が甘かったことを知らしめた摘発でありました。

摘発後のHoney(ハニー)の対応は風俗店へ

北海道メンズエステHoneyのオーナーと店長が18日間という長い勾留期間を経て、釈放されました。

その後彼らはどうしたかと言うと「無店舗型性風俗特殊営業」を届け出て、

派遣のメンズエステ店として生まれ変わしました。

ハニー

これは、今後のメンズエステ店が進む新しい道となります。

これによりこの摘発は、道警の思惑通り進んだと解釈できます。

✅ 悪質度合いに関係なく摘発するよ!
✅ 一般的なメンズエステは殆どが違法だよ!
✅ 風俗店として届け出するならOK!

北海道では

メンズエステはリラクゼーションでなく風俗店である

ということです。

もちろん各都道府県によりレベルは異なりますが、今後ほかのエリアにもメンエス=風俗という認識が派生して行く可能性は十分あると思います。

あともう一つ、一連で分かったことがあります。

道警は相当のメンエス通になっていると言うことです。

道内のメンズエステの動向は全て把握しているのではないでしょうか?

実はちょっと期待してましたが・・・

嫌疑を全て(リラクゼーションだと)否定できれば無罪になります。

例えばマーメード。ホットストーンやカッサと同じように、脚を使うことで癒しの効果が認められれば良いのです(そんなことないとは思いますが)

以下は以前に捕まったセラピストさんのTweetです。

彼女はお店から「捕まることはない、大丈夫」と言われてました。

それがいきなり拘束されて、上記の様に責められて、、、きっと不安だったことでしょう。

まあ警察の言い方は色々ありますが、性的サービスで違法と言うことですね。

当然セラピストさんたちは太刀打ちできるはずがありません。

話をハニーに戻します。店長さんは以前からホスラブの件などで色々と戦ってきた方なので、今回も性的サービスに対して不服申し立てをして裁判を起こすこともひょっとしたらと期してました。

まあ、四つん這いや鼠蹊部トリートメントは性的サービスで有罪が確定したと言うことですね。

彼女たちでも敵わないのであれば、あと対抗できる可能性があるのはハグヒーリング位ですかね。でも主催の方は研修主体でサービスを提供してないので、捕まるとしても風営法違反幇助でしょうか?

いずれにしても、

摘発されたら今のところ100%有罪ってことです。

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追記:2022年9月16日
100%有罪と言ってましたが、そうではない事象が静岡で発生しました💦
摘発されて不起訴処分となった事案です。
不起訴処分の種類にはいくつかありますが、流れから嫌疑不十分(証拠不十分)だったのではないかと推測します。
実際の理由は、不起訴理由開示請求をしない限り被疑者にも知らされることはないので分かりません。
どうなって不起訴になったのか知りたいところですね。
とりあえず100%有罪は撤回します。失礼しました🙇‍♂️
詳細は以下の記事にまとめています。
健全店は生き残れる!静岡のメンズエステ店不起訴処分へ
先日の札幌Honeyの記事で「摘発された店は100%有罪」との発言を撤回することになりました💦 道警が圧勝した事案と並行して、全く逆の事案が静岡で発生してました。 今回は信頼すべき筋からの話も聞けましたので、その辺りも踏まえ記載

風俗店への転換はお勧めしません

Honeyの風俗店への転換は、いわば道警のお墨付きで一番安全で確実な選択です。

「性的なサービスをしても良い」ってことですから。

転換に関しては色々と言い分はあるかと思いますが、これは出張などの業態変化ではなく、リラクゼーションから、風俗業への業種転換です。

ダメだと言うことではなく、やろうとしていることは、風俗の中の1つの役務であることを自覚したほうが良いと言うことです。

というのも出張サービス店に転換するということは、風俗店やメンエス店舗と戦うという、いばらの道であると考えるからです。

出張に比べると私が考えた施術指針は、摘発リスクを完全に払拭できないですし、メンズエステの魅力は半減しますが、収益に関してば派遣より良いと考えています。

出張サービスはかなり厳しい

店舗と派遣を兼業しているお店はご存じだと思いますが、施術以外は全然異なります。

店舗と同じようなレベルで考えていたとしたら、まず上手くいかないでしょうね。

ユーザー激減

北海道なら出張のニーズは多いのでしょうか?ちょっと把握してませんが、東京では思惑通り進まないことが多いと思います。

はっきり言いましょう、ユーザーは激減します!

出張のニーズって来店ユーザーの1/10にも満たないのではないでしょうか?

・自宅に呼べるユーザーが少ない
・ホテルは手間とコスト増大

直ぐ近くに店舗があるのにわざわざホテルを取って、セラピストを呼ぶ人は少ないですよね。

そして一番の理由は「客は店舗を利用しても捕まることはない」とうことだと思います。

店舗営業が無くならない限り、派遣は相当厳しい環境と考えた方が良いです。

さらに出張となると、当然デリヘルなど新たな競合との戦いにもなります。

因みに店が安いホテルなどと提携して、そこへお客様に来てもらうのは違法です。ルームをレンタルしている店舗とみなされ、禁止エリアでの営業となります。ご注意ください。

そもそも、どこでやってもお客を呼べるセラピストというのも微妙ですね。

えっと、言い方が難しいな。。。そのセラピストさんが店舗で10人お客さんを呼べるとして、出張だと6人とかになる。出張でも10人呼べるとうことは考えにくいということです。

A店のセラピストに「君しか考えられない!」なんて言ってる人が、翌日にB店に行って「君しか考えられない!」って言ってるのが世の常ですよwそんなお客さんが行き辛くなれば、当然回数は減るはずです。

店舗が全部なくなれば、出張を使う人は増えますが、大規模(一斉)摘発でもなければ店舗型は無くなりません。

出張はコスト減だが集客は厳しい

まず摘発されてしまったオーナーが、直ぐに風俗店に転換できるのか?は可能です。

「無店舗型性風俗特殊営業」は届け出制で許可ではないので、欠格事由(違反後5年は許可されない)には該当しません。

届け出には建物の登記簿と登記簿に記載させている所有者(全員)の風俗で使用することの承諾書が必要になります。

そのため以前の該当物件は初期費用が高かったです(少なくとも家賃半年分の敷・礼金)

ちょっと調べてみましたが、最近は都内でも5万/月の家賃と、敷・礼で2~3月なんて物件もありました。
住宅事情ってやつですかね、敷居は低くなってます。

そしてセラピストも自宅待機が多く、待機保証も0円とか軽減できるケースも多いようです。

ただ、運転手のコストが必要になります。

・賃料 減
・セラピストコスト 減
・運転手コスト 増

プラマイゼロぐらいですが、交通費も取れますし運転手を自分ですればコストは減ですね。

ただこれは上手く集客出来ている場合です。

前述のようにターゲットユーザーは激減します。

派遣店が増えれば、出張市場での競争は崩壊し、店舗との競争を余儀なくされます。

その場合は交通費は勿論、ホテル代も障壁になってきます。

店が上手くいかない場合の理由は、この収益の見込み違いです。

風俗店ではないため、届け出も必要なく手軽に始められる、いわゆるスキマ産業的なメリットで

ここまで発展したビジネスモデルですので、そのメリットを排してでも続けると言う判断は

早計であると個人的には判断します。

 

 

 

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